2015年2月27日金曜日

Dual life ってそもそも…

私の住む、長野県の木曽町から望む御嶽山(夏)

まず私の「Dual life」について。都市部に住居を所有しているわけではないので、
国で定められつつある、広義における「二地域居住」ではありません。

以前は「半定住」といわれていた都市と地方の行き来をするスタイルを、
最近「二地域居住=Dual life」と国が提唱し始めているようです。

2004年度の国土交通省・農林水産省の「半定住人口による多自然居住地域支援の可能性に関する調査」では(以下本報告書抜粋)…

「二地域居住の定義:「二地域居住」とは、都市住民が、本人や家族のニーズ等に応じて、多様なライフスタイルを実現するための手段の一つとして、農山漁村等の同一地域において、中長期(1~3ヶ月程度)、定期的・反復的に滞在すること等により、当該地域社会と一定の関係を持ちつつ、都市の住居に加えた生活拠点を持つこと。セカンドハウスは含むが、避暑・避寒は含まない。」

実際、私のはDual lifeじゃないでしょ?とも考えたりしますが、
あまり深く考えていないのが本当のところです。
その場所から他の場所へ行き来することが、
時間とお金が無駄、という考え方もあれば、
それに見合う目的があれば、それも生活に必要な一部、という考え方もあります。

地方部で住んでみてびっくりした事のひとつに
「なんでそんな遠いところにいくの?大変じゃない?すごいね~」
といわれること。
そんなに遠いかなぁ…

…町外に、村の外に出るだけで、です。

現在で約10年間、長野に根を張って生きていますが、
だからその場所から動かない、という考え方が全く私にはできないのです。
世界はもっともっと広い、という気持ちだけなんです。

両親の家がまだ千葉にありますし、
必要であればそれに応じて行き来をします。
仕事も幅広く展開したければ、必要があれば、
もちろん出向きます。

仕事で千葉-東京間の通勤をこなしていた時の感覚となんら変わりません。
長野-東京間になっただけです。

・・・というわけで、私の「Dual life」は
かなりラフな意味のものであること、

完全に、地方に定住している、というのがベースになっていることを
ご理解いただけると嬉しいです。


⇒next…「移住のわけ」

2015年2月23日月曜日

2015春、畑始動

私の住む木曽町も、ようやく春めいてきました。

まず最初に咲き始める「フクジュソウ」
そして、温かさを増す太陽の光。
小鳥の鳴き声の種類も増えていることに気づきます。

ここ数年、新しい仕事と育児の忙しさで、畑仕事はずいぶんお休みしていました。
畑は「人の足音を」十分聞かせて愛情を注がないと、作物は育たないといいます。
なので本当に時間がないと、雑草たちに負けてしまって、ほとんど収穫に至りません。

忙しくなるまでは、会社勤めからかえってきたら、ちょちょっと日が暮れるまで手入れして、
お休みの日は半日ほど手を入れるのが月に数回。それでうまく収穫できていました。
そして、完全無農薬、無施肥で、そして後半は無耕での畑作り。
菜っ葉の類から、キャベツ、トマト、マメ類、キュウリ、ナス、大根、ニンジン。
ざっとこのくらい、夏の間、ちょいちょいつまめる程度の量です。
虫食いはあっても、味が濃くて目が覚めるような美味しさでした。

崖にまるで這いつくばるようにして作られた、猫の額ほどの畑。

今年もやっと雪が解けてなくなったので、
そろそろ枯草をのけなければいけないなぁ、と考えています。

さて。
どこまで作れることやら。